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淡月
「淡月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
淡月の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
の咽喉笛を食い切ってやるのが掟《おきて》なんだな。
――ケン、ケン、コンコン!
淡月が、冷たく冷たく射しかける夜の杜の、木立のふかみで、淋しく、凄い、狐の泣きご....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
え、多武峰《とうのみね》が黒ずんでいるほかには人の影とては見えないのであります。
淡月《うすづき》は三輪山の上を高く昇っているのに、河原はなんとなく暗い――涼しい....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ふうの広い前栽《せんざい》で、石の八ツ橋をかけた大きな泉水がある。 顎十郎は、
淡月《たんげつ》の光で泉水の上下《かみしも》を眺めていたが、 「手紙には、泉水の....