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「深山木〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

深山木の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
っぺら坊に生まれたと出《い》づ。『和漢三才図会』には、これを蛇の属としいわく、〈深山木竅中これあり、大は径五寸、長《たけ》三尺、頭尾均等、而して尾尖らず、槌の柄....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、名に政の字を付くと語るに、その古えさえ忍ばれて「桜花本の根ざしを尋ねずば、たゞ深山木《みやまぎ》とみてや過ぎなむ」とあるほどの旧《ふる》い豪家故、比丘尼を殺し....
源氏物語」より 著者:紫式部
る。宮の御消息であるといって使いから女房が渡されたものを、尚侍はしぶしぶ読んだ。深山木に翅うち交はしゐる鳥のまたなく妬き春にもあるかな さえずる声にも耳がとどめ....
源氏物語」より 著者:紫式部
自分が想像したとおりに姫君を見た友が恋を覚えたものに違いないと大将は思った。 「深山木に塒定むるはこ鳥もいかでか花の色に飽くべき あなたは誤解の上に立脚してお....
生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
てはよい歌ではありませぬが、 坐禅せば四条五条の橋の上 往き来の人を深山木と見て という歌がありますが、四条五条の橋の上にたくさんの人が往き来をして....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
を結ぶべき心の中に身はかくれけり 座禅《ざぜん》せば四条五条の橋の上ゆき来の人を深山木《みやまぎ》と見て 第十章 人生の成敗 米国南北戦争における名将 か....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
の歌を思い出しました。その歌は 坐禅せば四条五条の橋の上 ゆききの人を深山木にして というのでありますが私はその歌に応えるつもりで一つの腰折が出来ま....