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深意
「深意〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
深意の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
れば、笑うような。
暫時《しばし》の沈黙のうちに、男と女の瞳が互いにその奥底の
深意を読もうとあせって、はげしく絡みあい、音をたてんばかりにきしんだ。
口を開....
「女大学評論」より 著者:福沢諭吉
身の地位を固くせんが為め、蓄妾の悪事たるを口に言わずして却て之を夫に勧めしむるの
深意ならんと邪推せざるを得ず。又事実に於ても古来大名などが妾を飼うとき、奥方より....
「中元祝酒の記」より 著者:福沢諭吉
社中の慶《よろこび》のみならん。そもそも天の此文《しぶん》を喪《ほろぼ》さざるの
深意なるべし。本日たまたま中元、同社、手《てず》から酒肴《しゅこう》を調理し、一....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
なきを。 この詩章を読みて卑猥《ひわい》なりとなすものあらば、そはこの詩章の
深意を解すること能はざるものなり。ヴェルハアレンはフランドルの美術に現れし裸体の....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
細川幽斎などの作は非常に多い。 武蔵にもある。兵法家はまた、兵法の極意、言外の
深意を伝えるに、よく歌をもってしたものである。 斬むすぶ太刀の先こそ地獄なれ た....