深追い[語句情報] » 深追い

「深追い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

深追いの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
おけッ。六松さえ押え取らば、どこまで逃げ伸びようと、いずれはこちらのものじゃわ。深追いするな」 逃げるままに逃がしておいて、やおら六松のところへ歩みよると、鋭....
次郎物語」より 著者:下村湖人
も「覚悟」でかたづけたが、もうすっかりやけ気味らしかった。朝倉先生は、それ以上、深追いすることを思いとまって、しばらくじっと田川の顔を見つめていたが、 「君、片....
三国志」より 著者:吉川英治
えって刃を合わせては、一間でも二間でも引込もうと骨を折ったが、張飛は限度をこえて深追いせず、そのうち馬首をめぐらして本陣に帰ってしまった。 引上げた張飛は、早....
三国志」より 著者:吉川英治
の人間の持っている知識の裏をゆくことも一策となる。――司馬懿もおそらく疑ってよく深追いをなし得ないだろう」 かくて蜀軍は続々五路にわかれて引揚げを開始したが、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
っ」 と、左右の人影へむかって。 「浜の敵は逃げくずれ、松原の方面でも、味方は深追いに入った様子だが、まだまだ序戦だ、敵の死命を制するには足らん。――それに早....