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深邃
「深邃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
深邃の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「語られざる哲学」より 著者:三木清
に私も最初は哲学というものは非常に高遠で奇抜なもののように考え、そしてそのような
深邃なもの新しいものを知ろうという好奇心と、そのような人が困難とするところのもの....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
土間と居間がある。すべて竹で意匠せられている。 奥手は一面、無限と思われるほど、
深邃なる孟宗竹林、その中を通って、左の方へ小路が続いている。 舞台一面、耀く緑の....
「水の遍路」より 著者:佐藤垢石
ある。鬼石の町から坂原を越え、万場へ出て中里村、上野村へ入れば、次第に山の景観は
深邃を加え、渓の魚も濃い。 赤城山上の大沼、榛名湖など湖上の釣りも静かな心を養....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
たから、誰にも碌々読まれず、殆んど注意されずに終ったが、今から三十年前にこういう
深邃な美学論が飜訳されたというは恐らく今の若い人たちの思掛けない事であろう。その....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
学に取り掛からなくてはいかん。
なんでも人間の頭に嵌まりにくい事を、
あの学問で
深邃に領略するのだね。
頭に這入る事を斥すにも、這入らない事を斥すにも
立派な術....