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「混ざ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

混ざの前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
げた。そして、カアンと鐘に撞木が当る、とその時まさしく扉の方角で、秒刻の音に入り混ざって明瞭と聴き取れたものがあった。ああ、再び扉が開かれたのだった。一同はフウ....
仮装人物」より 著者:徳田秋声
た。臆病な彼の心は、次第に恥知らずになって、どうかすると卑小な見えのようなものも混ざって、引込みのつかないところまで釣りあげられてしまった。 引込みのつかなか....
鏡餅」より 著者:宮本百合子
風呂敷包みから、派手な藍色の毛糸を出し、それを編みはじめた。まさも下から黒と赤の混ざったスコッチの赤坊靴下のあみかけをもって来て編みはじめた。 サエとサワ子は....
労働者の居ない船」より 著者:葉山嘉樹
ニャグニャになっていた。 おもては、船特有の臭気の外に、も一つ「安田」の臭いが混ざって、息詰らせていた。 水夫達は、死体の周囲に黙って立っていた。そして時々....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
努めています。そして、夜も昼も、塀の外には、私服刑事の一隊が、普通市民の散歩者に混ざって、何気なさそうに逍遥しています。がベニイ自身は、いつも、運命を自分に有利....
幼年時代」より 著者:堀辰雄
んなが帰りかけているところらしく、唯《ただ》、おかしい事には、見かけない姿の人が混ざっていたり、私の父や母までがその人達と一しょに出ていってしまったようだった。....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
してる人物だった。ナタン夫人のうちには、ほんとうの親切と過度の俗臭とが同じ割合に混ざり合っていた。二人ともアントアネットにたいして、騒々しい真実なしかも間歇《か....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
て、それぞれ自分の家へ向かった。二人とも切なかった。しかしそれは悲しみと安慰との混ざり合った感情だった。クリストフは自分の室に一人ぽっちで考えた。 「俺《おれ》....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
した多くの小大家らが使徒だなどとあえて自称してるのは、実におかしなことだ。も少し混ざり物の少ない酒を民衆に注いでやったほうが、はるかによいのだ。――僕の第一の義....
レモンの花の咲く丘へ」より 著者:国枝史郎
進む) 公子 (女子を支え)あの笑い声の中に……。 女子 はい、あの人の笑い声が混ざっているのではありますまいかと……。 公子 あの人とは……。 女子 私の恋し....
夜寒に火を囲んで懐しい雑炊」より 著者:北大路魯山人
うまい味があるというものではないから、白色の脂身が入用である。白い脂身と赤い肉と混ざったものを細かに切り、皮山椒を少々加えて、別の鍋に淡泊な味付けで汁たくさんに....
食道楽」より 著者:村井弦斎
の上等を細かい篩《ふるい》でふるわなければいけません。篩わないとダマが出来てよく混ざりません。その篩った饂飩粉《うどんこ》をやっぱり玉子一つに今の中位な匙へ山盛....
食道楽」より 著者:村井弦斎
てよく混ぜて今度は本式に固めます。半凝まりの処へ入れないと白身が一方へ寄ってよく混ざりません。 第百四十九 スポンジゼリーの二 これは前の通りな原料へ玉子の黄....
若鮎の気品を食う」より 著者:北大路魯山人
まり最高を狙う美食道楽に過ぎるものだ。鮎は同時に同所で釣り上げたものでも、大小が混ざっている。大は発育良好のもの、小は発育不良のものと見てよい。もとより発育良好....