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添木
「添木〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
添木の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
しまっていた。草をむしり、また、からだにさわらぬ程度で、土を打ちかえし、トマトに
添木を作ってやったり、まあ、こんな事でも少しは食料増産のお手伝いにはなるだろうと....
「善蔵を思う」より 著者:太宰治
た。それからの四、五日間、私は、この薔薇に夢中になった。米のとぎ水をやった。萱で
添木を作ってやった。枯れた葉を一枚一枚むしりとってやった。枝を剪んでやった。浮塵....
「女の一生」より 著者:森本薫
ことは、苗木を土地に植えつけるようなものです。親というものは取越し苦労なもので、
添木をしたり、つっかい棒をしたり。傍からみればそれほどまでにしなくともと思えるこ....
「山上湖」より 著者:豊島与志雄
も並んで、木に渡して干してある。そのわきに、高い木梯子が、櫓のように立っている。
添木でとめて地面に定着さしてある。魚見の櫓だ。ここは姫鱒の人工養殖所で、孵化した....