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清人
「清人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
清人の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「深夜の市長」より 著者:海野十三
深夜の市長」のことを思い出して、急に嬉しくなった。T市長というと、今は男爵|高屋
清人氏だった。扉をノックして高屋市長の顔をちょっと見てくるのも悪くないなアと考え....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
。食事中との事で、しばらく薄暗い一室に待たされた。「自彊不息」と主人の嘱によって
清人か鮮人かの書いた額が掛って居た。やがて案内されて、硝子戸になって居る縁側伝い....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
のきらめく歩哨の銃剣、将校|馬蹄の響き、下士をしかりいる士官、あきれ顔にたたずむ
清人、縦横に行き違う軍属、それらの間を縫うて行けば、軍夫五六人、焚火にあたりつ。....
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
小休みする。善重氏は、文墨のたしなみがあり、菅原白竜山人のかけ幅や、板垣退助伯が
清人霞錦如の絵に題字せられた幅物などを愛蔵せられて、私たちの見るに任せられた。こ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
むべし柴亡び豊また滅びぬ) 荒池水涸緑莎多(荒池、水|涸《か》れて緑莎のみ多し)
清人 王治本 これを作ったのは支那人だな、詩はあんまり上手とも思われないが....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
なひびきがあり、結句の「貴くもあるか」が一首の中心句をなして居る。この時、紀朝臣
清人は、「天の下すでに覆ひて降る雪の光を見れば貴くもあるか」(巻十七・三九二三)....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
尾崎士郎、大鹿卓、和田伝、上泉秀信、田辺茂一、楢崎勤、室生犀星、窪川鶴次郎、福田
清人、浅野晃、榊山潤、水野成夫と申す顔ぶれです。『戦争と経費』その他は買ってあり....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
金銭無情 最上
清人は哲学者だ。十年ほど前、エピキュロスに於ける何とかといふ論文と、プラトンの何....
「悲願に就て」より 著者:坂口安吾
は通俗文学の中から純粋芸術の傑作が現れるということは完全に不可能である。 福田
清人氏の「キリシタンの島」。男気のすくない南国のキリシタン島へ一夜兵隊の一行が上....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
会し、同乗してホンコンに向かう。江上に画船(船の周囲をえがきたるもの)の、幾百の
清人をのせて上下するあり。船側に小汽船を連結してこれを動かす。その数三百艘ありと....