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清和源氏
「清和源氏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
清和源氏の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
入りにしたと思われちゃ一生の名折れだ。これでも元は旗本《はたもと》だ。旗本の元は
清和源氏《せいわげんじ》で、多田《ただ》の満仲《まんじゅう》の後裔《こうえい》だ....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
だ、やっぱり外国のようだ。和唐内《わとうない》の時にゃ無かったね。和唐内はやはり
清和源氏さ。なんでも義経が蝦夷《えぞ》から満洲へ渡った時に、蝦夷の男で大変|学《....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
めにかつて三方ヶ原で破られながらも甲州流の兵法には少なからず敬意を払っていたし、
清和源氏の名門で甲斐源氏の棟梁たる武田家その物に対しても尊敬の念を持っていて、勝....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
「死ハ万事ノ終リカ。 彼ノ女ノ罪ハ祖先ノ罪ナリ。 駒井ノ家ノ系統ヲタヅヌルニ、
清和源氏ニ出ヅルモノノ如シ――然レドモ――彼ノ女ニ対スル余ノ愛ガ彼ノ女ヲ殺シ、彼....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
れ、いっそ気楽な世わたりをしようと、非人の境涯へ身を落したが、もとを正せばおなじ
清和源氏《せいわげんじ》。土井|摂津守《せっつのかみ》利勝《としかつ》からわかれ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
のかされて決行したものの、それはまた将軍|弑逆の謀叛人という名儀でほろぼされた。
清和源氏の正統はここに絶えた。 十三歳の十二月、後の内大臣|坊門信清の女が北の....