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清朝
「清朝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
清朝の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浜菊」より 著者:伊藤左千夫
もない事を云ってる。こんな時に画幅など見たって何の興味があろう。岡村が持って来た
清朝《しんちょう》人の画を三幅程見たがつまらぬものばかりであった、頭から悪口も云....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
全部が偽作でなくても、他人の筆がまじっているという説が唱えられて居ります。これは
清朝初期の学者たちが言い出したものらしく、また一方には、たといそれが干宝の原本で....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
、唐船が長崎に来たのは、貞享元禄のころを最も多い時とする。正保元年、明朝が亡びて
清朝となったころから、明末の志士、儒者なぞのこの国に来て隠れるものもすくなくはな....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
転して、「無所得とはなんぞや」ということになるのです。中国の有名な学者|兪曲園(
清朝の末葉に「南兪北張」といわれ、張之洞と並び称せられた人)の書いた随筆に、『顔....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
第十三の男は語る。 「
清朝もその国初の康煕、雍正、乾隆の百三十余年間はめざましい文運隆昌の時代で、嘉慶....
「惜別」より 著者:太宰治
に二十一歳になっていた。早く人生の進路を決定しなければならぬ。義和団の乱に依って
清朝の無力が、列国だけでなく、支那の民衆にも看破せられ、支那の独立性を保持するに....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
大図書館建設運動・等一連の図書館に対する関心。それから、高野長英蘭語遺稿の翻訳・
清朝秘録の出版・モラエス遺著の翻訳・西源院本太平記の刊行・聖徳太子憲法のドイツ語....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
たる収賄、役得による酒池肉林の方が、はるかに異常、亡国的なものであると云い得る。
清朝末期に「官場現形記」という諷刺小説が現れた。下は門番小使から上は大臣大将に至....
「銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
帝、李式開の五人の僧、兵燹をのがれて諸国を流浪し同志を語らい復讐に努む。すなわち
清朝を仆さんとするなり。この結社を三合会また一名銅銭会と称す」 これがきわめて....
「青蛙神」より 著者:岡本綺堂
んなわけでも無いのだ。 中二 (からかうように。)じゃあ、何を願ったんです。再び
清朝の世になるようにとでも祈ったんですか。 李中行 馬鹿をいえ。 中二 それじゃ....
「妖怪漫談」より 著者:岡本綺堂
が輸入されて元の『輟耕録』や、明の『剪灯新話』などの系統が時を得て来たのである。
清朝の書物はあまりに輸入されなかったが、あるいは時代の関係からか、康煕乾隆嘉慶に....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
行されて文学士|春廼舎朧の名が俄に隆々として高くなったのは。(『書生気質』は初め
清朝四号|刷の半紙十二、三枚ほどの小冊として神田明神下の晩青堂という書肆から隔週....
「十九の秋」より 著者:永井荷風
如璋《かじょしょう》、葉松石《しょうしょうせき》、王漆園《おうしつえん》などいう
清朝人の書幅の懸けられてあったことを記憶している。父は唐宋の詩文を好み、早くから....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
暁窓傾、四百余州革命声。 (はげしくなる雷が夜どおし天地にとどろき、皇帝は失墜し
清朝は驚愕す。あかつきの窓に耳をかたむけて人の話を聞けば、四百余州に革命の声があ....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
ともにいっそう促進されたため開鎖に関する京幕の全国的対立が招致されて、阿片戦争の
清朝のような統一的排外に立到らなかったものの、それにもかかわらず各領主下の軽格藩....