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「清艶〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

清艶の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
魚飼育の特権を与えて、保護|奨励したためであった。 この菜の花の平野に囲まれた清艶な小都市に、復一は滞在して、いろいろ専門学上の参考になる実地の経験を得たが、....
源氏物語」より 著者:紫式部
源氏の姿を女房たちは皆のぞいていた。落ちようとする月が一段明るくなった光の中を、清艶《せいえん》な容姿で、物思いをしながら出て行く源氏を見ては、虎《とら》も狼《....
源氏物語」より 著者:紫式部
が輝いた。御宴席に出た人々の様子も態度も非常によく洗練されて見えた。院もますます清艶《せいえん》な姿におなりあそばされた。今日は専門の詩人はお招きにならないで、....
女流俳句を味読す」より 著者:杉田久女
く化粧いさえしている若い風邪の妻は、ゴミゴミした世帯やつれの古妻の病気とは違い、清艶な感じがする。 葵の上や、病める紫の女王が、美しく面やせて、長い黒髪をはら....