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清華
「清華〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
清華の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「トカトントン」より 著者:太宰治
十六歳です。生れたところは、青森市の寺町です。たぶんご存じないでしょうが、寺町の
清華寺の隣りに、トモヤという小さい花屋がありました。わたしはそのトモヤの次男とし....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
を持っているわけではなく、官位を持っているわけでもない、家は古いには古いが、摂家
清華というわけではない、人がつくもつかざるも、要するにこの財産の威力のさせる業な....
「奥の海」より 著者:久生十蘭
上を披露するのだが、行く先々で見物《みもの》にされるのでやつれてしまった。摂家も
清華も、貧乏なくせに位ばかり高く、位負けして適齢を越えても、嫁に行くことができな....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
なわち、西園寺ノ大納言公宗の存在は、今でこそ時流の外にうすれているが、家柄は七|
清華の一、代々、立后の姫ぎみも出し、官は太政大臣をいくたびも経、いわば人臣の栄を....