清逸[語句情報] »
清逸
「清逸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
清逸の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
の光となっていた。
咳の出ない時は仰向けに寝ているのがよかった。そうしたままで
清逸《せいいち》は首だけを腰高窓の方に少しふり向けてみた。夜のひきあけに、いつも....
「西林図」より 著者:久生十蘭
が一本あるだけで、庭木らしいものはひとつも見あたらず、夕風に揺れて動く朱の色が、
清逸の気にみちた簡素な空間に荘重な彩《いろど》りをあたえていた。 冬亭は秋草の....