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「済う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

済うの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
して彼また以為らく、「世の政党内閣を主張する者は輿論を代表する党派をもって政弊を済うの謂にあらず、むしろ党派の勢いを仮りて政権を奪わんと欲するのみ」と、はたして....
地上」より 著者:島田清次郎
思っている」 「僕は真の政治家になってこの不幸な世を済いたいと思います」 「世を済うには金が要るようだね」 「金――は要ります。しかし金は第二です。僕は貧乏でも....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
行詰まって、棄てておいても自然に繁栄するほどに有望でない。正しい学問ばかりが国を済うことを得るのであるが、現在まではまだ誰が出てその任務に当るという者も無かった....