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減少
「減少〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
減少の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生きている腸」より 著者:海野十三
リンゲル氏液の温度はすこしずつのぼり、それからまたリンゲル氏液の濃度はすこしずつ
減少していった。 実験第四日目においては、腸《はらわた》を収容しているガラス管....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
けたかと思われるこの注意すべき伝説は、太陽が徐々に消え、そのために地球上の生物が
減少するという近代の観念と全く一致している。太陽(神々)は寒冷の世界(巨人)すな....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
作戦計画である一九〇五年十二月案には、アルザス・ロートリンゲン地方の兵力を極端に
減少してベルダン以西に主力を用い、パリを大兵力をもって攻囲した上、更に七軍団(十....
「蠅」より 著者:海野十三
、あとは千辺一律で、一向新鮮な面白味をもたらすものではない。そこで会主は、会員の
減少をおそれて一つの計画を樹てた。それは会員たちから、いろいろの注文を聞き、それ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
心配の一つは、農作物がこれによってやられるであろうから、今年の米の収穫は非常に
減少する事であろう。そのための食糧対策として、イモ系のものをたくさん作って置く必....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
号!」 といつまでもこっちを呼んでいるのが聞えたが、その声は、だんだんと強さを
減少していく。それはいよいよ××陣地から遠く距ったことを意味するのであった。 ....
「白光」より 著者:井上紅梅
見た。それが、時には交ぜこぜになり、時にはまた異様な陣立に排列され、遂にだんだん
減少してぼんやりとして来た。 「今度もこれでお終い」 彼はびっくりして跳び上っ....
「科学者と夜店商人」より 著者:海野十三
、重力と気圧とに限られている。気圧が増大すると空気が圧縮せられて浮体自身の浮力が
減少し、沈降を始めるわけだが、これは開放されたる大気中に在るのだから、そんなに気....
「幸福な家庭」より 著者:井上紅梅
そこでAと仮定した。「今でもアルファベットで人名地名を書き現わすと、読者の興味を
減少するという者が少くはない。今度の俺の投稿では、これを用いない方が安全だ。それ....
「雑文的雑文」より 著者:伊丹万作
限にはかなり不自由なものがある。 なおたとえ将来においてこの種の制限がはるかに
減少するときがきたとしても、トーキー俳優にとつて発声法の習練が何より大切であるこ....
「錦紗」より 著者:犬田卯
いて行ったとて一時間とはかからぬ町である。四十分や五十分早く着いたにせよ、十銭を
減少さすことはそれにかえられなかった。「十銭でも足りなければ買いたい物が買えない....
「瘤」より 著者:犬田卯
れにしても瘤にも寿命というものはあろう、いや、名村長、大ものの貫禄はいまや年一年
減少しつつあると考えてもあえて間違いではないであろう。 根こそぎ町の金持のとこ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
する血液の減ずるは、睡眠催起の原因なりという。しかれども、あるいは曰く、「血液の
減少は結果なり。脳髄の作用減止するゆえに、血液循到せざるのみ」と。この二者のいず....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
米国はヤソ教最も盛んなりと称す。しかして近年、毎日曜に寺院に参詣するもの次第に
減少すという。新聞上にてその原因を論じて曰く、近年学術の進歩に従い、自然にその影....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
幸いロスバハ、ロイテンの戦果に依り英の態度積極的となり、仏に対する顧慮は甚だしく
減少した。 しかし大王の戦力も大いに消耗、もはや大規模な攻勢作戦を許さない。ま....