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温度計
「温度計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
温度計の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生きている腸」より 著者:海野十三
画板みたいなものを首から紐でかけ、そして鉛筆のさきをなめながら、電流計や比重計や
温度計の前を、かわるがわる往ったり来たりして、首にかけた方眼紙の上に色鉛筆でもっ....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
も点滅して、激しい力の変化が現に今働いていることを示す硫酸乾燥器が爆発した。最高
温度計がパンクした。日記記録計の針がぴーんと飛んで、行方がわからなくなった。リノ....
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
がやや著しい上昇ぶりを示しているのは、この室に新たに人が入って来て、それも割合に
温度計の近くにいたためか、それとも中の機械を運転したためにその各部から発散される....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
噴きこまれて行った。ビューンとタービンは、甲高い響をあげて速力を増した。機関室の
温度計の赤いアルコール柱はグングン騰って行った。 途端に、艦列を斜めに外れて、....
「温浴」より 著者:坂口安吾
いられるのだから、体温よりちょッと高い目の三十七八度ぐらいだろうときめていたが、
温度計を買ってきて測ってみたら、三十四度五分であった。もっとも、私の平熱は三十五....