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「温故知新〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

温故知新の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大阪を歩く」より 著者:直木三十五
葉湯の価値も知っている。昆布茶のうまさも知っている。つまり、古今東西の価値を認め温故知新の人間である。 だから、相当に公平であるが、昆布屋と、飴屋と、鮓《すし....
私の信条」より 著者:豊島与志雄
がちである。進歩発展という意味でではなく、時々刻々の推移変転を私はむしろ楽しむ。温故知新は私の柄にない。非常冷淡な情けない奴だとも言えるが、また、現在もしくは将....
科学上の骨董趣味と温故知新」より 著者:寺田寅彦
は繰返して云いたい。新しい事はやがて古い事である。古い事はやがて新しい事である。温故知新という事は科学上にも意義ある言葉である。また現代世界の科学界に対する一服....
随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
むやみに相手の真似ばかりしたがる可笑味のものを演る。理屈なしに下らなく可笑しい。温故知新というところだろう、まさしくこれなどは。そのあといろいろ間へ挟まる曲芸の....