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温藉
「温藉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
温藉の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「紀行文家の群れ」より 著者:小島烏水
うことであった。私は実は中村彝君の絵を見ていなかったので、親しみが薄く、橋本君の
温藉な画風を愛していたので、結局橋本君をわずらわすことになった。橋本君は、東京か....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
訪《とわ》れつした。隣家の娘というはお勢よりは二ツ三ツ年層《としかさ》で、優しく
温藉《しとやか》で、父親が儒者のなれの果だけ有ッて、小供ながらも学問が好《すき》....