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「温言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

温言の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魚玄機」より 著者:森鴎外
んになった。門に迎えた緑翹の顔に、常に無い侮蔑の色が見えたようにも思われて来る。温言を以て緑翹を賺す陳の声が歴々として耳に響くようにも思われて来る。 そこへ緑....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
うになっていた。でも何とか少しばかり見舞を言う。父も私を見てさすがに喜んで、色々温言を与えてくれた。父の病気は幸にもう快方に向い、予後を注意するという位になって....
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
般に人の許す所なり。事に当りて男子なれば大に怒る可き場合をも、婦人は態度を慎しみ温言以て一場の笑に附し去ること多し。世間普通の例に男同士の争論喧嘩は珍らしからね....
三国志」より 著者:吉川英治
くれい」 と、なだめられたので、呂布はかえって心に苦しみを増した。しかし主君の温言のてまえ、拝跪して恩を謝し、黙々とその日は無口に退出した。 その後、日を経....