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「測深〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

測深の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旅日記から」より 著者:寺田寅彦
にはまっ黄色くなってしまった。船の歩みはのろくなった。艫のほうでは引っ切りなしに測深機を投げて船あしをさぐっている。とうとう船が止まった。推進機でかきまぜた泥水....
疑問と空想」より 著者:寺田寅彦
てて、そうしてその音波が地面や山腹から反射して来る反響を利用して、いわゆる「反響測深法」(echo-sounding)を行なっているのではないかということである....
」より 著者:寺田寅彦
ある。この池の水の運動についてもまだ調べれば調べる事がいくらでも残っている。池の測深もその時やった結果が紀要に出ている。案外深い池である。 自分の知っているだ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
一語はジャン・ヴァルジャンなる者を消滅さしたのである。 それでもジャヴェルは、測深錘《おもり》のように二、三の質問をテナルディエの話のうちに投げ込んでみた。「....
無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
深さをはからせると、とても深い。百二十|尋(二百十九メートル)の深さまではかれる測深線が、海のそこへとどかない。つまり、海はたいへん深くて、百二十尋以上もあるの....
レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
紙をやって、どうかこの器械を見て意見を聞かせてくれと頼んだ。その手紙に添えて彼の測深器の論文も送るとある。マデイラの断崖で気流の実験をして鳥の飛翔の問題を考えた....