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「測点〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

測点の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
ープ)を守って、時々刻々に移動する太陽の光束を反射して数十キロメートルかなたの観測点に送る。それには多年の修練によるデリケートな神経と筋肉の作用を要する。この測....
颱風雑俎」より 著者:寺田寅彦
勿論のこと、北太平洋全面からオホツク海にわたる海面にかけて広く多数に分布された観測点における海面から高層までの気象観測を系統的定時的に少なくも数十年継続すること....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
此処から槍までは、主系の連峰を辿るのだ、即ち信・飛の国界、処々に石を積み重ねた測点、林木の目を遮ぎるものはなく、見渡す限り、※たる岩石、晴天には槍がよく見える....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
風と雨と、しぶきで飛んでゆく霧の中から呼び応える。 こうして、私たちは国境の天測点へと、草ばかりの一つの丘の頂辺を目ざして、泥濘のひどい小径をうねりうねりして....