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「測量〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

測量の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
か」といって掘り始めた。それでドウいうふうにしてやりましたかというと、そのころは測量器械もないから、山の上に標《しるし》を立って、両方から掘っていったとみえる。....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
。紀元八二七年にはまたアラビア湾に臨むシンガール(Singar)の砂漠で、子午線測量を行わせ、一度の長さがアラビアの里程で五六・七里に当るという結果を得ている。....
西湖の屍人」より 著者:海野十三
あの古煉瓦建のカフェ・ドラゴンだが今朝起きぬけに、あの濠向うの仁寿ビルの屋上へ、測量器械を立てて、望遠鏡で測ってきた」 「ほほう」私は彼の手廻しのよいのに駭かさ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
、サッと突立ち、爪先から、骨が砕けるような地響が伝って来た。そして人間の耳では、測量することの出来ない程大きい音響がして、真正面から、空気の波が、イヤというほど....
地中魔」より 著者:海野十三
った大江山警部が叫んだ。 「はあ、もうこれで横浜の北東を十キロも来ました」 と測量係の警官が報告をした。こうして一行は今どの辺の位置にいるのかを、地図の上に鉛....
少年探偵長」より 著者:海野十三
めた。 山姫山の頂上に小屋があった。三角点のすぐわきのところである。これは陸地測量隊がかけていった小屋で、もちろん無人のときの方が多い。その空き小屋に三人はは....
戦話」より 著者:岩野泡鳴
体か生きとるんか、見分けがつかなんだ。また敵の砲塁までまだどれほどあるかて、音響測量をやって見たら、たッた二百五十メートルほかなかった。大小の敵弾は矢ッ張り雨の....
火星探険」より 著者:海野十三
どういうわけか、いつもたいてい防毒面のようなものを被ってこの荒蕪地を走りまわり、測量をしたり、煙をあげたり、そうかと思うと小型飛行機を飛ばしたり、時には耕作用の....
地球要塞」より 著者:海野十三
哨戒艦隊、東四十度、三万メートル!」 オルガ姫は、すきとおる声で、近づく艦艇を測量した結果を、報告した。 「どこの国の艦《ふね》だか分らないか」 「艦籍不明《....
大空魔艦」より 著者:海野十三
に入ったから、多少は知っているんだが、この空魔艦の一つの仕事は、あの高い成層圏を測量し、そして世界中のどの国よりも早く、成層圏を自由に飛ぼうと考えているらしい」....
東京要塞」より 著者:海野十三
そんなことなら、なにも極東まで来なくてもよさそうなものだ。これは何か、日本近海の測量を目的にしているのじゃないかな」 「そんなら何もマール号を煩わさずとも、中国....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
々を絶叫して、その声を大にし以て人の視聴を聳動せんと勉めたる所以に非ざるか、竊に測量するところなれども、人々の所見は自から異にして漫に他より断定するを得ず。 ....
荒蕪地」より 著者:犬田卯
、その金で東京おっ立ててみても、これ……。それに、あれです、いくらあの川ンとこを測量してみて『買い上げ』てくれと請願しても、村長さんはちっとも、てんではア取りあ....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
も、霽れそうもなければ、正午一行と別れ、予とフ氏とは、嘉門次父子を先鋒とし、陸地測量部員の他、前人未知の奥穂高を指す。北の方|嶮崖を下る八、九丁で、南穂高と最高....
本所両国」より 著者:芥川竜之介
前後には彰義隊に加わる志を持っていた。最後に僕の知っている頃には年をとった猫背の測量技師だった。「大溝」は今日の本所にはない。叔父もまた大正の末年に食道癌を病ん....