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「測量器械〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

測量器械の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
か」といって掘り始めた。それでドウいうふうにしてやりましたかというと、そのころは測量器械もないから、山の上に標《しるし》を立って、両方から掘っていったとみえる。....
西湖の屍人」より 著者:海野十三
あの古煉瓦建のカフェ・ドラゴンだが今朝起きぬけに、あの濠向うの仁寿ビルの屋上へ、測量器械を立てて、望遠鏡で測ってきた」 「ほほう」私は彼の手廻しのよいのに駭かさ....
河明り」より 著者:岡本かの子
ームや石や砂や粘土や砂礫の段々で面白いように判った。もうこの時分、娘は若い学者の測量器械の手入れや、採集袋の仕末や、ちょっとした記録は手伝えるようになっていた。....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
間に三挺の鉄砲、刀架に刀、脇差、柱にかかっている外套《がいとう》の着替、一隅には測量器械の類。机腰掛に陣取っている駒井甚三郎の髪を分けたハイカラな姿が、好んで用....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
――今、苦心している。うまくゆくか、どうか、試運転の上でなければ何ともいえない。測量器械のいいのを欲しい、遠眼鏡も欲しい。誰かお前の知っている人で、適当の機械師....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
しい。 この一行は、しかるべき組頭《くみがしら》に支配されて、都合八人ばかり、測量器械をかついで歩み行く、つまり軍艦奉行の手の者が、海岸検分の職を行うべく、こ....