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「湖南〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

湖南の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
奇遇」より 著者:芥川竜之介
江《ちょうこう》十年、観光紀游、征塵録《せいじんろく》、満洲、巴蜀《はしょく》、湖南《こなん》、漢口《かんこう》、支那風韻記《しなふういんき》、支那―― 編輯者....
湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
は、――黄興《こうこう》、蔡鍔《さいがく》、宋教仁《そうきょうじん》等はいずれも湖南《こなん》に生れている。これは勿論《もちろん》曾国藩《そうこくはん》や張之洞....
風狂私語」より 著者:辻潤
然坊 惟然(いぜん)は、美濃国関町の俳匠。本名広瀬源之丞。別号は素牛、梅花仏、湖南人、風羅堂など。元禄2年妻子を捨てて芭蕉門下に入り、京都に移る。元禄7年、『....
竹青」より 著者:太宰治
むかし湖南の何とやら郡邑に、魚容という名の貧書生がいた。どういうわけか、昔から書生は貧....
雷峯塔物語」より 著者:田中貢太郎
杭州へ帰って、修身立命の人にならなくてはいけない、もし再びこんなことがあったら、湖南の浄慈寺に来てわしを尋ねるがいい、今、わしが偈を言って置くから、覚えているが....
竹青」より 著者:田中貢太郎
魚容という秀才があった。湖南の人であったが、この話をした者が忘れていたから郡や村の名は解らない。ただ家が....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
つけてしまったが、波風の及ぶところはそこで止まるのではありません。 「先刻から、湖南湖北の巷《ちまた》の風説に聞きますと、この沿岸の村々がことのほか物騒がしいそ....
連城」より 著者:田中貢太郎
はいった。 「君はばかだよ。帰らなくてどうして生きかえることができる。僕が他日で湖南にゆくから、その時逃げないようにするがいい。機嫌よくね。」 ちょうど二人の....
汪士秀」より 著者:田中貢太郎
が沈んで溺れてしまった。 それから八、九年してのことであった。汪は事情があって湖南へいって、夜、洞庭湖に舟がかりした。その時はちょうど満月の夜で月が東の方にの....
蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
杭州に帰って、修身立命の人にならなくてはいけない、もし再びこんなことがあったら、湖南の浄慈寺に来てわしを尋ねるが宜い、今、わしが偈を云って置くから、覚えているが....
幸福な家庭」より 著者:井上紅梅
。今度の俺の投稿では、これを用いない方が安全だ。それでは、どこがいいだろうかな?湖南も戦争だ。大連はやはり家賃が高い。察哈爾、吉林、黒竜江は――、馬賊が出るとい....
色彩映画の思い出」より 著者:中井正一
いるのである。 以下、思いいずるままに語ろう。 一九三一年ごろ、支那学者内藤湖南氏の息子であり私の友人内藤耕次郎が京大の心理学教室にいた。彼はそのころ、すべ....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
罹って田端に閑居静養した。三十七年の春、日露戦争が初まると間もなく三月の初め内藤湖南の紹介で大阪朝日新聞社に入社し、東京出張員として東露及び満州に関する調査と、....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
、満洲蔵は三つしかないその一つを得るのだから大切と思っていたのだから。その時内藤湖南君が朝日新聞から満洲に行くということであったので実地について調べて貰った。行....
日和下駄」より 著者:永井荷風
え》る時一句を残して曰く 行春《ゆくはる》の富士も拝まんわかれかな 蘇山人湖南の官衙《かんが》にあること歳余《さいよ》病《やまい》を得て再び日本に来遊し幾....