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湯煎
「湯煎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
湯煎の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
歯がぬける様にひとりでにぼろりと落ちる。生々として居た甘藷の蔓は、唯一夜に正しく
湯煎られた様に凋れて、明くる日は最早真黒になり、触ればぼろ/\の粉になる。シャン....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
肉なれば一斤より一合余を得べし。これに塩を加え、牛乳を交えて飲むべし。また少しく
湯煎にして温め飲むもよし。 ○血肉は一斤弐十八銭、肉絞器械は上等にて六円五十銭な....
「塩昆布の茶漬け」より 著者:北大路魯山人
じゃきじゃきする。それまで煮つめるのが美味しい煮方である。しかし、直火ではなく、
湯煎で煮つめるのである。一段と美味く煮るのには、醤油一升を使うとしたら、その中に....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
登和嬢「これはデプロマーテと申して牛乳一合に玉子一つ、砂糖二杯とゼラチン三枚とを
湯煎《ゆせん》にして掻き混ぜてそれへクリーム二合を泡立てて混ぜて型へ入れて冷し固....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
それを丼鉢《どんぶりばち》へ入れて鍋へ湯を沸かして丼鉢を一時間ばかり強くない火で
湯煎《ゆせん》にするとちょうどお粥の少し固いようなものが出来て匙で掬《すく》って....