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湯花
「湯花〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
湯花の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「保久呂天皇」より 著者:坂口安吾
から伝わっているように云いふらしていたが、万事は三吉の方寸からでたもので、草津の
湯花から思いついたものであった。保久呂湯も
湯花がでる。水の時はでないが、湯にする....
「三筋町界隈」より 著者:斎藤茂吉
が癢くて困るといわれてうちの代診の工夫で硫黄の風呂を立てたこともあり、最上高湯の
湯花を用いたことなどもあった。いまだ少年であった私が縦い翁と直接話を交すことが出....
「上野」より 著者:永井荷風
ン》ヲ以テ之ニ名ク。曰ク伊豆七湯、曰ク有馬温泉、曰ク何、曰ク何ト。蓋シ其温泉或ハ
湯花ヲ汲来ツテ之ヲ湯中ニ和スト云フ。中略方今深川ノ仲街ニ開ク者ヲ以テ巨擘トナス。....
「渋温泉の秋」より 著者:小川未明
を沸き上げている。あたりには、白く霧がかゝっている。溪川には、湯が湧き出で、白い
湯花が漂って、岩に引っかゝっているところもある。 崖の上に一軒のみすぼらしい茶....