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「満州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

満州の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
男女だけではない。山川草木全部、戦争の渦中に入るのです。しかし女や子供まで全部が満州国やシベリヤ、または南洋に行って戦争をやるのではありません。戦争には二つのこ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
、本日午後四時をもって、興安嶺を突破せり。これより、善通寺支隊と呼応し、海拉爾、満州里方面に進撃せんとす。終り」 別府司令官は、静かに肯いた。 「今一つは、極....
爬虫館事件」より 著者:海野十三
とに悲惨な事実から出て居ます。話は遠く日露戦争の昔にさかのぼりますが、河内園長が満州の野に出征して軍曹となり、一分隊の兵を率いて例の沙河の前線、遼陽の戦いに奮戦....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
) ◯「今九日午前零時より北満及朝鮮国境をソ連軍が越境し侵入し来り、その飛行機は満州及朝鮮に入り分散銃撃を加えた。わが軍は目下自衛のため、交戦中なり」とラジオ放....
電気鳩」より 著者:海野十三
してみると、これは日本ではなく、朝鮮半島でありました。朝鮮半島もずっと北の方で、満州国にちかいところの、さびしい港町でありました。 「大石大尉、私たちのお父さん....
阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
ったから、二人は時を移さず靜修庵に行くと、老いたる尼が邪魔をしたので、彼等は尼を満州政府と見做し、頭の上に少からざる棍棒と鉄拳を加えた。尼は彼等が帰ったあとで気....
錦紗」より 著者:犬田卯
きまっているのかも知れないのである。だのに自分は……結局「売れ残り」で、それこそ満州か北支の方へでも流れてゆくのが落ちという運命にとりつかれているのかも知れなか....
」より 著者:犬田卯
、今では由次が勇と代ってもよかった。ばかりでなく勇自身が、工場づとめよりは、まだ満州の方がよくはなかろうかという夢をすてきれないでいた。 「お前、なにかい、やっ....
沼畔小話集」より 著者:犬田卯
と思いのほか、村の有志訪問と出かけたのであった。最初に、農会長を訪ねた。 「僕、満州に農場をはじめかけているんですよ。約三千町歩ばかりの荒蕪地を払下げてもらって....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
もなく三月の初め内藤湖南の紹介で大阪朝日新聞社に入社し、東京出張員として東露及び満州に関する調査と、露国新聞の最近情報の翻訳とを担任した。満洲及び北京から帰朝し....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
ロン、ビルマ、シャム、アンナン地方にあるものは南部派なり。チベット、シナ、朝鮮、満州、蒙古、日本等にあるものは北部派なり。 政教子、欧米政教の事情を巡察して、....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
は戦争で迷惑をかけた国々とのあいだに平和を回復し大公使を交換しています。しかるに満州事変いらい第二次世界戦争が終るまでいちばん迷惑をかけた中国とのあいだには国交....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
らはじめて衆議院議員選挙に打って出たが、これも三千二百票ばかりで惨敗した。ついで満州事変直後の昭和七年一月、総選挙が実施されたが、分裂した無産政党の大同団結がな....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
『紙にしようか、メリケン粉にするか』。私はまだ迷っていた。明治四十二年、二十九歳のときである。朝鮮から満州、香港と流れ歩いた末、やっと見つけた東京での二畳の部屋。そこへ大の字にひっく....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
得る武力。 ※ 目下の協同体たる日満両国を範囲とし自給自足をなし得る経済力。 三満州国の東亜連盟防衛上に於ける責務真に重大なり。特にソ国の侵攻に対しては、在大陸....