満州国[語句情報] » 満州国

「満州国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

満州国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
さようなら」より 著者:田中英光
の小柄なタイピストは自棄になったようで、二、三の大学生に肉体を許したのち、ふいと満州国の騎兵大尉とかに嫁ぐ為、会社を止め大陸に渡っていったが、ぼくは彼女のエゴチ....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
男女だけではない。山川草木全部、戦争の渦中に入るのです。しかし女や子供まで全部が満州国やシベリヤ、または南洋に行って戦争をやるのではありません。戦争には二つのこ....
軽井沢」より 著者:寺田寅彦
働者が、ひどく泥酔して足元があぶないのに、客車の入り口の所に立ってわめいている。満州国がどうして日本帝国がどうかしたといったような事を言って相手を捜している。客....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
すでに過ぎ去った過去の過程は、今更問題とならないのであって、主張の論拠の凡ては、満州国の存在という厳然たる既成の事実の裏に存するというのである。 実際、満州帝....
電気鳩」より 著者:海野十三
してみると、これは日本ではなく、朝鮮半島でありました。朝鮮半島もずっと北の方で、満州国にちかいところの、さびしい港町でありました。 「大石大尉、私たちのお父さん....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
とが出来るか。何が今日の世論であるかはどこで証拠立てられるか。例えば人々は好く、満州国が三千万民衆の総意で建てられたと叫んでいるが、ではそういう総意は一体どうや....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
日排満の形を取って表面に現われたものだったのである。之では仮に独立国が出来ても、満州国に対立するための独立国にはなっても、満州の友邦としての独立国になる筈はない....
辞典」より 著者:戸坂潤
が一定の意図の下に、広汎に提唱され又強調され又流行し始めたのは、武力的侵略による満州国独立と、之をシグナルとする処の日本ファッシズムの急速な台頭以来である。日本....
社会時評」より 著者:戸坂潤
学・官吏・警察 八大政綱の弁護 思想問題恐怖症 一、満州サービスガール満州国が独立したのを一等喜んだものの内には、今年の大学専門学校卒業生達を数えなけ....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
ェート通信社「タス」は逓信省から、今後ニュースの訳文を提出することを要求された。満州国はソヴェートの新聞八種の輸入禁止を発令したそうだ。尤も満州のような外国のこ....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
統をした曹※の一筆の虎、支那僧密林師、犬養翁、また私の恩師渡辺海旭上人の偈文、現満州国皇帝の溥儀執政時代の御手蹟、小川芋銭氏の狐の嫁入り、良寛の扇面掛軸、明治大....
図書館法の成立」より 著者:中井正一
工は、その国の文化が五十年位の、義務教育の成熟している段階にいなければできない。満州国へ工場をもっていって、そこで養成工をつくってもどうしても駄目である。文化の....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
ってきて、今私の坐してるフトンに坐って机に向うに相違ないような気がする。机の上に満州国の張総理が大将のために書いた額がかかっていた。 私はそこで三日間仕事に没....
明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
十二、そっくり同じである。物価指数(昭和九―十一年消費者物価指数)ではかると、「満州国皇帝」が「友邦」日本に挨拶にくるころの五十銭で買えた品物を買うのに、今日の....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
得る武力。 ※ 目下の協同体たる日満両国を範囲とし自給自足をなし得る経済力。 三満州国の東亜連盟防衛上に於ける責務真に重大なり。特にソ国の侵攻に対しては、在大陸....