満空[語句情報] » 満空

「満空〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

満空の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星女郎」より 著者:泉鏡花
を澄ますと、鐸の音は梢を揺って、薄暗い谷に沈む。 十三 女巫澆酒雲満空。玉炉炭火香鼕鼕。海神山鬼来座中。紙銭※風。相思木帖金舞鸞。 ※杯盤。山魅食....
白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
でなくては着かぬそうだ。 六 その夜は快く眠った。明くれば天長節、満空一点の雲もない好天気だ。裏の滝壺で顔を洗う、握飯を腰にして平林道の峠を上る、....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
した訳ですから何となく喜びの感に堪えず、巍々たる最高雪峰ゴーリサンガも一際妙光を満空に放ち洋々|乎として和楽するがごとくに見えて居ります。我が願いのかくも満足に....