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満鉄
「満鉄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
満鉄の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
あるように思われる。 然るにこの新平さんは実は第一候補で、第二候補はこれも前の
満鉄総裁、文豪夏目漱石の友人で、女好きで、酒好きで、ウソかホントか、梅毒で片目を....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
ごとに、いつも先ず思い出されるのは得利寺の池である。得利寺は地名で、今ではここに
満鉄の停車場がある。わたしは八月の初めにここを通過したが、朝から晴れた日で、午後....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
コノ地ヘ来ラシメタ。日本ハ山東ヲ満洲ノ如ク、奴隷的植民地トシヨウトシテイルノダ。
満鉄ヤ撫順炭坑カラ諸君ハ一文デモ利益ヲ得タカ。
満鉄ヤ撫順ノタメニ諸君ノ暮シガチッ....
「前哨」より 著者:黒島伝治
から取るものは一文も負けずに、むしり取りくさるんだ。」 「うむ、ふんとだ!」 「
満鉄がどれだけ配当をしたって、株を持たん俺れらにゃ、一文も呉れやしねえからな。」....
「安重根」より 著者:谷譲次
吉炳、卓連俊、張首明、お光、金学甫、黄成鎬、黄瑞露、金成白、クラシノフ、伊藤公、
満鉄総裁中村是公以下その随員、ニイナ・ラファロヴナ、日本人のスパイ、売薬行商人、....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
学の便利を与えておりました。そのため夜学に行く人も多くあり、現在計理士の新居氏や
満鉄の図書館長勝家氏等も、その頃店で働きながら大学の夜学部に通うてあれだけの出世....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
石畑君はその後独学して、検定をとって、六高に入り、大学を経て、高文もパスし、今は
満鉄にいるという通知が来た。 志のあるものは何とかして貫くものだ。そしてその志....
「光は影を」より 著者:岸田国士
ムトから来るロシヤ人に、しよつちゆうバタ買つてました。いゝバタでしたわ。あなた、
満鉄の方……それとも、特務機関?」 「僕は単なる一兵卒さ。死にぞこないの兵隊さ。....
「バークレーより」より 著者:沖野岩三郎
で涙ぐみながら聞き入っているのは一高出身の向野元生氏。その傍に立っていたのが、南
満鉄道の貴島氏と、明治学院教授の鷲山弟三郎氏であった。云うまでもなく、此のチャイ....
「議会見物」より 著者:佐藤垢石
か、その機会をもたないできた。 でも、昨年の一月の議会返り初日には、二十年前の
満鉄事件のとき、顧みて恥なき徒、という名文句を吐いた平沼騏一郎が、総理大臣として....
「瘤」より 著者:犬田卯
在にすぎない自分を不甲斐ないものに思い、服役中過ごした南満の地に再び舞い戻って、
満鉄の業務員、大連の某会社の事務員、転じて朝鮮総督府の雇員……と数年間を転々した....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
が有り過ぎはしないかと思われる程ノンビリしているのもよい意味の植民地風景だった。
満鉄本社のノビノビとした廊下、ノビノビとした事務室。正にあの廊下は廊下であると共....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
道王ハリマンが日本へやって来て、日本の元老連を説き折角日本国民が血を流して取った
満鉄を、買い取ろうとした。元老連はそれを承知して、仮調印をした此事である。(幸い....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
○十月二日、山口定雄死す、四十七歳。これも新派劇の一頭領なり。 ○十一月十一日、
満鉄総裁後藤新平が主宰となり、清国の溥倫貝子殿下を歌舞伎座に招待して演劇観覧。 ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
級参謀、高級副官が止まりで、私ども作戦主任参謀などは列席の光栄に浴し得なかった。
満鉄の理事などにも同席は不可能なことで、奉天の兵営問題で当時の
満鉄の地方課長から....