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源六
「源六〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
源六の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「豚群」より 著者:黒島伝治
も出ていないが……。」 「ええ!」健二は自分の豚を出すのを急いだ。 「佐平にも、
源六にも、勘兵衛にも出さんが、おい出て見ろ!」留吉はつゞけて形勢が悪いことを知ら....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
席した。篁村は武蔵国|大崎の名主島田|重規の子である。名は重礼、字は敬甫、通称は
源六郎といった。艮斎、漁村の二家に従学していた。天保九年生であるから、嘉永、安政....
「自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
ういう次第であるから、わが国で、鈴木清太郎、藤原咲平、田口※三郎、平田森三、西村
源六郎、高山威雄諸氏の「割れ目の研究」、またこれに連関した辻二郎君の光弾性的研究....
「堺事件」より 著者:森鴎外
のが土方要五郎、川谷のが竹本謙之助、元八番隊の方で、西村のが小坂乾、大石のが落合
源六、竹内のが楠瀬柳平、横田のが松田八平次、土居のが池七助、垣内のが公文左平、金....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
た佐久間|久右衛門尉《きゅうえもんのじょう》は柴田勝家の甥であった。同じく其弟の
源六は佐々《さっさ》成政の養子で、二人|何《いづ》れも秀吉を撃取《うちとり》にか....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
れていくのではあるまいか、与一兵衛さんに見立てられた佐造老爺さんは、実はぜげんの
源六という人ではないか、長浜へ用向とは表面上、わたしは、真実は売られて行く身では....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
御連枝《ごれんし》紀州中納言光定《きしゅうちゅうなごんみつさだ》公の第六の若君|
源六郎《げんろくろう》殿が、修学のため滞在していて、ふだんから悪戯《いたずら》が....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
、 奉「本所業平橋当時浪人浪島文治郎、神田豊島町|惣兵衞店亥太郎、本所松倉町|
源六店國藏、浪人浪島方同居森松、並に町役人、組合名主ども」 と、一々呼立てゝ後....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
地に三万石を領して、近年、将軍綱吉に謁見し、その人もなげな天性を愛顧されて、幼名
源六を新之助と改め、加冠して、従四位下に叙され、左近衛少将に任ぜられたという――....