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源氏節
「源氏節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
源氏節の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
聞いて、これを新内と調和して新曲をはじめ出した。
この岡本の女弟子たちによって
源氏節なるものが生れんとして未《いま》だ生れず。
そんなような空気から、名古屋....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
行き、黒縮緬の羽織を着た奥さんも行くようになった。そのほかに、明治三十年以後には
源氏節、大阪仁和賀、改良剣舞のたぐいまでが東京の寄席にあらわれて、在来の色物はだ....
「市川九女八」より 著者:長谷川時雨
子には、紀久八《きくはち》たちがあるが、月華になってからは、かつらとか、名古屋の
源氏節から来た女にも、華紅《かこう》とか、華代子とかいう名をつけた。新しい弟子の....
「名古屋スケッチ」より 著者:小酒井不木
機関が、境内のいはゞ四面を取り囲んで居たが、今は映画が主になつて、もう、あの説教
源氏節の芸子芝居は見られなくなつてしまつた。説教
源氏節は誰が何と言つても、名古屋....
「随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
間《しせいこうかん》の時花《はやり》唄の中に長唄清元、常磐津、新内、時に説教節、
源氏節までをアンコに採り入れ、しかもそれらがことごとく本筋に聴かし得て、初めてそ....
「随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
る。あの時歌六の両の手が楽屋の鉦の音につれて棒のようになるのもいい。――改良剣舞
源氏節で※三つちがいの兄さんも――と、重い太皷の鳴り渡るのも歌六がやれば嬉しい。....