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源氏香
「源氏香〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
源氏香の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
に従って、次第に「いき」からも遠ざかる。枡《ます》、目結《めゆい》、雷《らい》、
源氏香図《げんじこうず》などの模様は、平行線として知覚されることが必ずしも不可能....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いえ、何もしていやしませんの」
「御病人は……」
といって、北原が、二間打抜きの
源氏香の隣りの間を、そっと見ると、屏風《びょうぶ》を後ろにして、炬燵《こたつ》を....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
気のついたものはありませんでしたけれど、弁信が自分の部屋としてあてがわれた三階の
源氏香の一間に来て、夜具の傍らにホッと息をついたのは、この夜も闌《たけな》わなる....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
でしょう、十余畳も敷けるかなり広い一間ですが、その襖《ふすま》の腰にはいっぱいに
源氏香が散らしてある。 「めっきり、お寒くなりました」 「寒くなったね」 室の....