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源水
「源水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
源水の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
知らん。本堂を経て三社権現をめぐり、知らず識らず念仏堂の方へ歩みをうつすと、松井
源水が黒山のように人を集めて居合《いあい》を抜いている。それにもあまり興が乗らず....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
で身構えをしました。
どうして、あの小男が、あの長剣を抜くか、長井兵助や、松井
源水を見つけないこの地方の人々には、少なからぬ驚異でありましたが、田山白雲もまた....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
足芸をする若い女太夫、一人で八人分の芸を使う、中年増の女太夫、曲独楽を廻す松井
源水の弟子、――などというような芸人を、一緒に集めて打っている小屋で、都会ではと....
「食指談」より 著者:佐藤垢石
、清水家の家臣金山半三郎、生豆三合に水一升を平らげた馬のような男は両国の芸人松井
源水。最後に、小梅小倉庵の若者勇吉というのは、黒砂糖四斤をなめた。 三 こ....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
十四年新版の「東京落語花鏡」という番付を見ると、日本手品の柳川一蝶斎や独楽の松井
源水と並んで、バカントラの名前がみえる。 バカントラ。片仮名でかいてあっても、....
「雷門以北」より 著者:久保田万太郎
なくなれば鼈甲小間物松屋の軒さきの、櫛の画を描いた箱看板の目じるしもなくなった。
源水横町の提灯やのまえに焼鳥の露店も見出せなければ、大風呂横町の、宿屋の角の空に....