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準ずる
「準ずる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
準ずるの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「警察官職務執行法」より 著者:日本国
る。 ２ 興行場、旅館、料理屋、駅その他多数の客の来集する場所の管理者又はこれに
準ずる者は、その公開時間中において、警察官が犯罪の予防又は人の生命、身体若しくは....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
。 衣服の様式は少なからずシナの影響を受けながらもやはり固有の気候風土とそれに
準ずる生活様式に支配されて固有の発達と分化を遂げて来た。近代では洋服が普及された....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
に入り得るだろうか。これについての限定は、一般に多数の定見が一致している。常識に
準ずるのが無難であろう。その世間の定評では、プラトンや、ブルノーや、ニイチェや、....
「若い娘の倫理」より 著者:宮本百合子
活や成長にも思いをかけるようになっているのに、他の現実は男の古風な面、女のそれに
準ずる面で実際条件の対決を迫っているのである。言葉をかえて云えば、今日の若い娘た....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
から実施された思想犯保護観察法なるものがこの手本である。立法家は之を少年保護法に
準ずるものとしてその独創を誇っているが、例えば元帝大教授法学博士某氏などが出獄後....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ら失望しました。 室に置きっぱなして行った、衣服旅装のたぐいといえども、それに
準ずるもので、風流や、しゃれや、にやけという気分は微塵《みじん》もなく、質実な武....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いし……そう重い身分の者ではなかろうが、一人はたしかに士分の者、一人もまたそれに
準ずるもので、人夫や人足の類《たぐい》でないことはわかっているのに、いかにも捌《....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
りました。 この山科屋敷が手に入ったを機会として、ここで国宝、或いは重要美術に
準ずる書画と骨董類《こっとうるい》を大量に蒐集して置きたいという極めて罪のない事....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
綿糸を績《つむ》ぐ下地をする賃仕事がある、それをセッセとしていた。昨日まで家老に
準ずる重職をしていたものが、そんな有様なのには、私も少し驚いた。聞いて見ると今の....
「源氏物語」より 著者:紫式部
い評判のある人などを後宮へ召されることもあったが、結果はこの世界には故更衣の美に
準ずるだけの人もないのであるという失望をお味わいになっただけである。そうしたころ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
のある態度が前提されるわけです。そして又有機的な微妙さで、おのずから形態もそれに
準ずる。
ジャーナリスムとの接触のこと。消す、消されるのこと。あの手紙の中で云....
「支部図書館三周年に寄せて」より 著者:中井正一
五〇パーセントは利用したのであった。 今や、アメリカのファーミントン・プランに
準ずる官庁機構の大組織が、アメリカにもないかたちでできあがりつつある。三年にして....
「西航日録」より 著者:井上円了
宝石は、粲然たる光彩を放ち、一見たちまち人目をくらませしむるありさまなり。これに
準ずる会堂は、露都中に幾棟あるを知らず。実に美を尽くせりというべし。また会堂のほ....
「学生の技能と勤労大衆」より 著者:戸坂潤
分は、学生という社会層は民衆にぞくするものである、無産勤労大衆乃至プロレタリアに
準ずるものであると云った、夫がこの「自分」の説明である。学生の自覚は、自分を大衆....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
力を最高度に発揮せしむる主旨に合しない。中等学校以上は全廃、今日の青少年義勇軍に
準ずる訓練を全国民に加え、そのうち、適性のものに高度な教育を施し、合理的に国民の....