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「準備金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

準備金の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
ればならない。錨を買い、糧食をつみこまなくてはならない。それだのに、龍睡丸には、準備金がないのだ。 まさか、こんな外国の港で、大修繕をしたり、糧食を買い入れよ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
。聞く所では、従来財政の困難であった藩や、就中維新前後に多くの藩費を要した藩は、準備金のない紙幣を濫発して、その結果廃藩の頃は非常に低下して、半分以下十分一にも....
南国太平記」より 著者:直木三十五
に相成りましょう。調所殿の功績は、ただこの一点。承りますると、最早三百万両の非常準備金も、できましたよし。一介の茶坊主より立身して、この功業を為し遂げました上、....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
とぼ》しからざるを感ずる。 勝てるあいだに負けた時の準備をすることは商事会社が準備金を積み立てるか、あるいは個人が火災なり、生命なりを保険するようなもので、勝....
新種族ノラ」より 著者:吉行エイスケ
|仙《セント》、これが填補《てんぽ》は前年度繰越金から二万六千九三元五一仙、株主準備金から二万元、一般準備金から五万元をもってする。欠損の主因はファーニッシング....
新しき夫の愛」より 著者:若杉鳥子
テンポで二人の恋愛が進んで行った。だがゆう子が住所不定のEと結婚する為には、その準備金が必要なので、彼女は今まで、ブルジョアの娘としての自分を飾っていた、着物や....