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準縄
「準縄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
準縄の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
枚の襖音なく、すらりと開いて入ったのは、座敷帰りの小芳である。 瓜核顔の、鼻の
準縄な、目の柔和い、心ばかり面窶がして、黒髪の多いのも、世帯を知ったようで奥床し....
「それから」より 著者:夏目漱石
始めて気が付いた。自然の情合から流れる相互の言葉が、無意識のうちに彼等を駆って、
準縄《じゅんじょう》の埒《らつ》を踏み超えさせるのは、今二三分の裡《うち》にあっ....