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「溢れ者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

溢れ者の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
此頃は壱円以上二円も其上もする様になった。地所買いも追々入り込む。儂自身東京から溢れ者の先鋒でありながら、滅多な東京者に入り込まれてはあまり嬉しい気もちもせぬ。....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
逃げらるるものではないのです。 道庵は全く青くなりました。刻々と詰め寄せて来る溢れ者の雲助と、見物がてら幾らかの日当にありつこうという近郷近在連とが、ひしひし....