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溲
「溲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
溲の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
化《な》るという(『東洋口碑大全』七六二頁)。韓退之《かんたいし》がいわゆる、牛
溲馬勃《ぎゅうそうばぼつ》、ともに収め並びに蓄《か》うで、良医が用うれば馬糞も大....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
で、サラゴサの攻囲のおりシューシェが言った言葉を思い起こした、「婆さんどもまでが
溲瓶《しびん》のものをわれわれの頭上にぶちまけるようになっては、とてもだめだ。」....
「勉強記」より 著者:坂口安吾
悩まなければいいのであるから、先生は午後になるとお茶をのまず、その上部屋の四隅へ
溲瓶を置いたが、無意識中における先生の意志はどうしても本に向って放尿せずには納ま....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ったら何卒御知らせを願いたい。 オニフスベの漢名は馬勃《バボツ》である。よく牛
溲《ギュウソウ》、馬勃、敗鼓の皮といわれ、こんなものでも薬になるかと評せられたも....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
らえますには三十八銭ぐらいかかるのでございます。その一罎というのはちょうど日本の
溲瓶の形になって居る土焼の茶瓶一つを言うのです。その茶瓶に入れて口より茶碗に注ぎ....