溶々[語句情報] »
溶々
「溶々〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
溶々の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旧主人」より 著者:島崎藤村
しめ》て、白い頬をその柔い毛に摺付《すりつけ》て、美しい夢でも眼の前を通るような
溶々《とけどけ》とした目付をなさいました。 つい側に針箱が有ました。奥様はそれ....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
度を見ると、竹やりむしろ旗の暴動よりも、静粛の方がどれだけりっぱかしれないという
溶々大海のごとき寛濶な気持ちが全身にみなぎった。かれははじめて校長先生の偉大さが....