溺れ死に[語句情報] » 溺れ死に

「溺れ死に〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

溺れ死にの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
の湖水にもぐってしまおうよ。 とお歌いになり、二人でざんぶと飛び込んで、それなり溺れ死にに死んでおしまいになりました。 四 皇后はそれでいよいよ....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
醒ます。 そのほか寝小便のお蔭で、太古の大洪水の夢を見る。鼻が詰まったお蔭で、溺れ死にかかった少年時代の苦しみを今一度、夢に描かせられる。なぞ……斯様にして手....
芝居狂冒険」より 著者:夢野久作
るもの。ムニャムニャムニャと美味そうに空気を喰って舌なめずりをしている者。今にも溺れ死にそうな声を出してイビキを掻いている者など……だいぶ夜が更けているらしい光....
真間の手古奈」より 著者:国枝史郎
って二人の子供がこれを渡って行きました。と流れが急でありましたので、二人の子供は溺れ死にました。どのように母親が嘆き悲しんだか? 想像に余るではありませんか。で....
黒田如水」より 著者:吉川英治
ていた。九郎左衛門の膝の上に蔽いかくしたまま、 「実は、河の瀬で、釣していた童が溺れ死にました。親たちが来て抱きすがって泣いているのを見かけ、いそいで菩提寺の住....