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滅多斬り
「滅多斬り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
滅多斬りの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「秘密の庭」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
にはいかに慣れている博士さえも身顫いを禁じ得ずに、首を取上げてみた。頸部と前顎に
滅多斬りにきりつけた痕があるだけで、顔面は大体無傷であった。顔は鈍重で黄色く肉が....
「双面獣」より 著者:牧逸馬
ながら立樹に吊して焼き殺すがいい、いや、少女がされたと同じように、散ざん殴った上
滅多斬りにするのだ――其の他凡ゆる復讐の手段が、単なる威嚇や空言でなしに、フリン....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
って、床柱といわず、長押《なげし》といわず、欄間といわず、そこらのもの片っ端から
滅多斬りに斬りまくってしまいたいくらいだった。まさかにそれもできないで、ジッとこ....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
婦のところへ斬り込んでいった、そして源次郎に手は負わせたものの、トド彼らのため、
滅多斬りに斬殺されてしまった。で、有金をさらって逃げた二人は、ひとたびお国の郷里....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
らない首が縁もゆかりもない家の軒に懸っていた。こんなことがあり得ようか。 顔を
滅多斬りにしたのは果して遺恨だけか、または首の身許の知れるのを懼《おそ》れてか。....
「三国志」より 著者:吉川英治
ら岸へ上がろうとしていたからである。 だが、近づくが早いか、成何は大勢の敵に、
滅多斬りにされてしまった。蜀の兵は喊声をあげながら※徳はそれと見るや、弓を捨て、....