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滑走
「滑走〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
滑走の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
らしいといいあらわすしかないんだ。飛行艇が離水する前に、はげしいいきおいで水上|
滑走《かっそう》をする。そのとき浪《なみ》がおこって、窓にぶつかる。窓は浪で白く....
「恐しき通夜」より 著者:海野十三
留めねばならなかったのだった。 儂達の戦闘第十三戦隊の三機は、幾度となく母艦の
滑走甲板から、空中へ急角度に舞いあがって、敵機とわたり合い、軽巡の戦隊を脅かした....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
。 うわさによると、敵はB29を発出させるために、サイパン島の外まで埋め立て、
滑走路を長くして、実施しているそうである。 ◯アメリカの放送は「B29ではない」....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
たように前進を停止し、上下に自由に上ったり、下ったりできる飛行機である。だから、
滑走場がなくても飛びあがることができ、またせまい屋上へ下りることもできる。 そ....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
れていく。 が、ついに艇は、月の面にふれた。とたんにガスの放出はとめられ、艇は
滑走《かっそう》で前進する。艇の通りすぎるうしろには、もうもうと砂煙があがって、....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
がわかろう。 出発のときは、胴体から引込み式の三|脚をくりだして、これによって
滑走した。そのとき、やはり胴体から水平翼と舵器が引き出されて、ふつうの飛行機とど....
「山と雪の日記」より 著者:板倉勝宣
力がつきたのか、水の上にぱたりと落ちた。疲れた翼を励まして水を打ったが、二、三寸
滑走してまた落ちた。ぱたぱたぱた水の中でもがく。友に救いを求めるように。そしてそ....
「五色温泉スキー日記」より 著者:板倉勝宣
関係があるらしい。小林は制動法の名手である。必ず馬にまたがるごとく落着きはらって
滑走する。あれでせきばらいでもされたなら何千万の貔貅といえども道を開けるに違いな....
「火星探険」より 著者:海野十三
》された。弾力はまだ残っていた。宇宙艇は沙漠のまん中を、濛々と砂煙をあげてなおも
滑走した。 が、何が幸いになるか分らないもので、この沙漠着陸のおかげで、宇宙艇....
「火星兵団」より 著者:海野十三
の大地が、もり上って来る。
そのうちに機関は、ぱったり止った。大空艇はたくみな
滑走をつづけながら、岬の上を低くとんでいく。そうして、やがて、ごうんという音とと....
「怪塔王」より 著者:海野十三
下が見えないや」 3 怪塔ロケットにつながって、一万メートルの上空を
滑走していく青江機上では、小浜・青江の二勇士が顔色一つかえずにのんきな話をつづけ....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
しんと氷上についた。 どこかでブーブーと、サイレンがなりひびいている。 長い
滑走をしたあげく、やがて空魔艦の停ったところは、小山のような氷山の前であった。 ....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
ニ振ル。なるほど、いろんな暗号が書いてあるぞ。偵察――『時間ガ来タ』ト発言スル。
滑走――膝ヲ折ル。……これでみると、人造人間を動かす号令は、短かい単語ばかりだ」....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
大きいというから、東京駅がそのまま載って、まだ両端へ百メートルずつ出るという長い
滑走路を造るのだそうだ。 この飛行島は、目下建造中である。 南北及び東西の航....
「空襲警報」より 著者:海野十三
が、闇のなかに、キチンと鼻をそろえて並んでいた。 今しも三機の偵察機が、白線の
滑走路にそい、戦闘機の前をすりぬけるようにして、爆音勇ましく暗の夜空に飛びだした....