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滑降
「滑降〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
滑降の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「単独行」より 著者:加藤文太郎
山と室堂へお辞儀をして下って行きました。天狗平を右下に見て高廻りし、弥陀ヶ原に斜
滑降で下ります。窓に寄って、薬師から五色ヶ原を背景として温泉の谷を写真にとりまし....
「山と雪の日記」より 著者:板倉勝宣
ボーゲンの跡 優美なるそのカーブ わが胸は跳る 直
滑降 足をそろえて身体をのばせば スキーは飛ぶ 真白き天地を かの山越えて 天に....
「春の上河内へ」より 著者:板倉勝宣
風をきって下りた。初めはステムボーゲンを猛烈にやらねばならなかったが、途中から直
滑降にうつって、木が後ろに飛んで行くように見えた。二ノ俣の池で焚火をして飯を食っ....
「春の槍から帰って」より 著者:板倉勝宣
とすることは、どうしても危険であるから金の部をとりはずせるようにするか、あるいは
滑降には用いないようにせねばならない。 それから人夫の中に雪の山を歩かないもの....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
《ピンドング》をしめ終ると、麓《ふもと》のほうへ片手をあげて叫ぶ。 「おうい、直
滑降だぞォ」 麓にいる連中が、怒鳴ったり、拍手したりする。 「やれイ――」 「....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
に保たれているような地点では、積雪は氷の粒子の集積となるのである。 滑らかな直
滑降に、スキーはすばらしくよく走り、後には高く雪煙りが揚がる。そのような雪質は理....
「粉雪」より 著者:中谷宇吉郎
に保たれているような地点では、積雪は氷の粒子の集積となるのである。 滑らかな直
滑降に、スキーの先端は水晶の粉を散らすように走り、後には高く雪煙りが揚がる。その....