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「滔天〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

滔天の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
もよく発揮された時代であった。 明治十四年から同二十五年の間といえば、維新後|滔天の勢を以て日本に流れ込んで来た西洋文化の洪水が急転直下の急潮を渦巻かせている....
柳原燁子(白蓮)」より 著者:長谷川時雨
その上で当事者の考えで解決するといい、宮崎氏は、※子はきっと保護する。ただ父に(滔天《とうてん》氏)叱《しか》られはしまいかと、いかにも若々しい学徒の純情でいっ....
日記」より 著者:宮本百合子
がない。 どうされたのか。生活が幸福でないのかと案じる。 伊藤白蓮氏が、宮崎滔天の息と恋愛関係に陥り、東京に止り、良人に絶縁状を送ったことが新聞に報道され、....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
の上へ寝てしまった。 かかるまにも、竹屋三位卿そのほかの乗っている追手の船は、滔天の飛沫をついてこの船を追っている。 不意にボウと月光がさした。 鯖の背み....