滝夜叉姫[語句情報] » 滝夜叉姫

「滝夜叉姫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

滝夜叉姫の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
国貞えがく」より 著者:泉鏡花
姫松《ひめまつ》どのはエ」と、大宅太郎光国《おおやのたろうみつくに》の恋女房が、滝夜叉姫《たきやしゃひめ》の山寨《さんさい》に捕えられて、小賊《しょうぞく》ども....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
、 「さてこそさてこそ、この旗を所持なすからは、問うに及ばず、将門が忘れがたみ、滝夜叉姫であろうがな。」 「何だ、あべこべじゃないか、違ってら。」 「チエエ、残....
丹下左膳」より 著者:林不忘
番三十六番とワッショイワッショイ! で繰りこむ――大変なさわぎ。 おどり屋台の滝夜叉姫《たきやしゃひめ》。 お顔の赤い山王《さんのう》のお猿さん……。 ふ....
山の手の子」より 著者:水上滝太郎
その前で動かなくなった。なかにも忘れられないのは古い錦絵《にしきえ》で、誰の筆か滝夜叉姫《たきやしゃひめ》の一枚絵。私が誕生日の祝い物に何が欲《ほ》しいと聞かれ....
蜘蛛」より 著者:豊島与志雄
ていって、枝葉の茂みに隠れてしまった。 その晩私は楽しく眠れた。「土蜘蛛」や「滝夜叉姫」などの物語を空想することは、吾々の生活を豊かにしてくれる。 そして翌....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
如蔵尼のことは、たしか今昔物語の中にもあったと思う。江戸時代の読物作家は、これに滝夜叉姫という名を与えて、伝奇小説の主人公に仕立てたりしている。寺宝目録の中に、....