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滝山
「滝山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
滝山の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「放浪」より 著者:織田作之助
文吉や順平が可哀相やと叔母は云い、気晴しに紅葉を見るのだとて二人を連れて近くの牛
滝山へ行った。滝の前の茶店で大福餅をたべさせながらおみよ叔母は、叔母さんの香典は....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
な貧乏だ。風に吹かれる雨戸のようにふわふわしている。それっきりだ。
銀座へ出て
滝山町の朝日新聞に行く。中野秀人と云うひとに逢う。花柳はるみと云う髪を剪《き》っ....
「法然行伝」より 著者:中里介山
寺家の大勧進沙弥印蔵《だいかんじんしゃみいんぞう》という者が、念仏の信仰に入り、
滝山寺を道場として、不断常行念仏《ふだんじょうぎょうねんぶつ》をはじめて今に至る....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
令、全軍の猛気は、きのうまでの比でなかった。 千早城の大手、千早谷をへだてて赤
滝山がある。 そのあたりには、ここかしこ、丸太組みの塔が林立していた。なるべく....
「放浪」より 著者:織田作之助
が可哀相やおまへんかと叔母は言い、気晴しに紅葉を見るのだとて二人を連れて近くの牛
滝山へ行った。滝の前の茶店で大福餅をたべさせながらおみよ叔母は、叔母はんの香奠は....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
た。 これと反対に、阿波の岩倉山は岩の多い山でありました。それは大昔この国の大
滝山と、高越山との間に戦争があった時、双方から投げた石がここに落ちたからといって....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
人が利用するまでに、普及していなかったからである。この際に大通りの本町二丁目に、
滝山弥次兵衛という金持があって、家を新築するのに町に面した屋根だけを瓦で葺き、棟....