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「滞船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

滞船の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
』といって、支度をして上陸した。すると我も我もと三人五人続いて上陸する。私もかく滞船していては京都へ上るのも遅れる。いっその事上陸して山陽を行こうと思い付いた。....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
じめて、かかる狐つき虐待同様の場合を経験せり。午後二時出港。海上の清風はメキシコ滞船中の積累を一掃し去りて、気色蘇するがごとし。 以下、「太平洋帰航日記」に入....
ダルマ船日記」より 著者:山之口貘
彼は微笑するのだった。ついでに僕は、ダルマの生活道具や生計などに就てきいて見た。滞船中、船から陸へ架けてあるあの細長い板の橋をアイビと言っている。アイビの優秀な....