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「漁撈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

漁撈の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鰊漁場」より 著者:島木健作
を日割として給料金のうちから引去ること。労務に服するのは日出より日没迄であるが、漁撈、製造の場合は昼夜をとわず、凡て旦那、親方の命に従い何時にても労務に服するこ....
生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
になった。明鯛から鱈、鱈から鰊、鰊から烏賊というように、四季絶える事のない忙しい漁撈の仕事にたずさわりながら、君は一年じゅうかの北海の荒波や激しい気候と戦って、....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
料の補助と考えてよいほど、わずかである。従ってこの新世界の住民は、主として狩猟と漁撈によって生活しているものと考えてよい1)。そしてこのような生活様式に対する限....
経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
するであろうからである。 (一五)もし吾々が、社会の職業の範囲が拡張し、ある者は漁撈に必要な独木舟及び船具を作り、また他の者は種子及び始めて農業に用いられる粗末....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
りだ。僕は神主なんてものは時代に合わんと思うね。『海の幸をささげまつる』なんて、漁撈の事ひとつ言うのでも父のはこうした形なんだ」 彼は舷から下した糸を指であつ....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ら想像し得るよりも良くする上に、大いに与《あずか》って力あることは、疑い得ない。漁撈により相当の食物の供給を得る望があるために予防的妨げが同じ程度には行われてい....
奥の海」より 著者:久生十蘭
家柄で、寛濶な日々を送れたものを、こんな辺土の浦浜《うらはま》へ流れきて、不法の漁撈《ぎょろう》に連座し、つまらなく腹を切るというのは」 「辺土々々といわれるが....
アイヌ宗教成立の史的背景」より 著者:知里真志保
しませんから許して下さい」と陳謝いたします。それで、このお祭は終るのであります。漁撈に関して行われたこのような風鎮めの祭は、古くは酋長たるシャーマンが祭主となっ....