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「漁翁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

漁翁の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
首に立った其姿! 今から追想っても凛々しいでは無いか。 所謂今日の澎湖諸島の、漁翁島まで来た時には七月も中旬になっていた。 船中へ真水を汲み入れるため船は数....
向嶋」より 著者:永井荷風
※《こうり》悄々《しょうしょう》、柳ヲ穿《うが》ツテ啼ク。※々《てきてき》ノ竿、漁翁雨ニ釣リ、井々《せいせい》ノ田、村女烟ニ鋤ス。一檐《いちえん》ノ彩錦斜陽ニ映....
三国志」より 著者:吉川英治
た。 それから幾夜の後とも知れず、魏の曹操が水寨のほとりで独り釣糸を垂れている漁翁があった。 悠々千里の流れに漁りして、江岸に住んでいる漁夫や住民は、もう連....
三国志」より 著者:吉川英治
にあるのであった。 後漢の朝廷が亡んだ翌年の三月頃である。襄陽の張嘉という一|漁翁が、 「夜、襄江で網をかけておりましたところ、一道の光とともに、河底からこん....